コース9【2】:日本遺産 薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群「麓」を歩く~鹿児島の本城 城山を歩く-1

コース9【2】:日本遺産 薩摩の武士が生きた町~武家屋敷群「麓」を歩く~鹿児島の本城 城山を歩く

  • 所要時間:1時間30分
  • 主な交通手段:徒歩
令和元年5月に日本遺産に認定された鹿児島城跡や「麓」と呼ばれる武家屋敷のうち、鹿児島城山跡を歩くコースです。
鹿児島市民に親しまれている城山に山城の跡が残っています。土塁、空堀、切岸の跡等を見ながら山城の様子に想いを寄せるコースです。

集合場所:城山展望台駐車場
解散場所:城山展望台

集合時間
午前の部:9:50
午後の部:13:50

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城山展望台駐車場 

城山(城山展望台・城山自然遊歩道)

桜島を望む絶景スポット、西南戦争最後の激戦地
城山(城山展望台・城山自然遊歩道)-1
明治40年大正天皇が皇太子時代に鹿児島に来られた時、城山展望台ができました。その後、皇室の方をはじめ多くの人々が訪れています。   
城山展望台は桜島、錦江湾、鹿児島市街地を一望できる場所で「鹿児島市は東洋のナポリ」と言われています。桜島は今も噴煙を上げている活火山で、大正3年の大爆発で大隅半島と陸続きになりました。   
城山は西南戦争の最後の戦いの場所であると同時に、クスノキをはじめとする約500種の植物が繁茂し国の天然記念物、史跡に指定されている、憩いの場所でもあります。

二之丸跡(ドン広場)

土塁で囲まれた時を知らせる広場
二之丸跡(ドン広場)-1
大正時代の頃、12時の合図を鹿児島市民に空砲で知らせた場所で「ドン広場」と呼ばれる場所です。ドン広場の周りは土塁で囲まれ、一段と高くなっています。土塁は石が入手しにくい山城等で多く見られ、敵の侵入を防ぐために土を盛り上げて築いた砦のことです。
世の中が混乱していた南北朝時代、豊後(今の大分県)の豪族上山氏がここに山城を構えてここを二之丸としました。上山氏は城山に60年ほどいましたが、島津氏の力に屈して桜島に移りました。

西南戦争薩軍本営跡

城山奪還後の最終本営地
西南戦争薩軍本営跡-1
明治6年西郷隆盛は朝鮮使節派遣を強く訴えましたが反対され、鹿児島に帰り、私学校をつくりました。しかし明治10年、明治政府に不満を抱く私学校の若者が陸軍の弾薬庫を襲ったことから西南戦争が起こりました。熊本の田原坂の決戦等に敗北した薩軍は、明治10年9月1日城山へ帰り、この場所に本営を設けました。その時、薩軍の兵は約400名で官軍の兵約5万人が城山を囲んでいました。薩軍は20日ほどここに陣を置き、その後中腹の洞窟へ移って決戦に備えました。

二之丸の切岸と空堀

南北朝から続く天然の要塞、山城
二之丸の切岸と空堀-1
二之丸の切岸は薩軍本営跡から本丸の境まで続いています。切岸の高さは5mから10mほどで、下から見ると非常に高く感じます。これらの切岸はもともとのシラスの地形を利用しながら作られました。切岸の右側はシラスの崖を削って出来たV字形の谷で、水のない空堀になっています。鹿児島の山城はシラス台地の上に作られたものが多く、山城の回りには空堀が多く見られます。
 

新照院口

城山の道の一つ、無言坂
新照院口-1
鹿児島城の北側に新照院口があります。新照院口は城への入口でしたが、敵の侵入を防ぐために急峻な坂道となっています。新照院方面より城山を見ると鶴が羽根を広げた姿に似ているため、城山の山麓部にできた城を鶴丸城と呼ぶようになったと言われています。鹿児島城は、城山に造られた山城と山麓部に造られた鶴丸城を合わせた城でした。

本丸

高い切岸の上にそびえ立つ鹿児島城に思いを馳せる
本丸-1

城山のテレビ塔の西側は切り立った崖となっています。この崖はシラスの崖を切り取ってできた切岸です。切岸の高さは30mを超すほどで、この崖の上に鹿児島城の本丸がありました。徳川幕府が一国一城令を出すまでは、ここを鹿児島城の本丸として、島津一門の島津常久が城代として務めていました。その後本丸をはじめ城山は、江戸時代にできた鶴丸城の後詰の城となりました。

鶴丸城を守る北側の砦跡・岩崎口

江戸時代の警備の要
鶴丸城を守る北側の砦跡・岩崎口-1

江戸時代、鶴丸城の北側からの敵の侵入を防ぐために城山は立ち入り禁止の場所となりました。又、北側の高台に砦を築き武士を置いて見張らせたと言われています。
 鹿児島城の北側には岩崎口があり、新照院口と同じように重要な場所でした。西南戦争の最後の激戦地となった場所で、西郷隆盛が介錯を受け切腹した場所の近くでもあります。
 

城山(城山展望台・城山自然遊歩道)

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