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更新日:2014年4月10日

市電は街の景観の一部。レトロ電車での観光もスタート!

鹿児島の“市電”は満100歳

鹿児島市街地には、路面電車(通称“市電”)が通っています。この路面電車が運行を開始したのは大正元(1912)年12月。全国では28番目のスタートでした。
今のように自家用車が無かった当初は、市民の貴重な足として活躍しました。しかし、昭和20(1945)年6月には米軍の空襲を受け、車両だけでなくほとんどの施設や路線が焼失。終戦時に運行できたのは、たった3両だけでした。終戦後、再び路線を回復させ、昭和36(1961)年には総路線長19.4キロメートルとなります。しかし経済成長に伴う自家用車の普及も重なり、次第に利用者は減少しました。昭和60(1985)年10月に一部の路線が廃止となり、現在に至ります。平成14(2002)年から、誰でも乗り降りがラクにできる“低床車”と呼ばれる車両の導入に注力。目印は黄色×白の車体です。新型車両を取り入れながらも、昭和30年に製作・導入されたが今も現役で活躍しているのもポイント。こちらは黄色×緑の車体。乗り比べてみるのも楽しいかもしれません。

目的地に合わせて、系統を選ぶべし!

現在、市電は大きく分けて第1系統、第2系統と2つのルートがあります。どのルートでも通る電停はありますが、基本的には目的地に応じて系統を選ばなくてはいけません。
ちなみにJR鹿児島駅を起点とした場合、天文館を通り、谷山へ向かうのが第1系統。

天文館を通り、JR鹿児島中央駅を経て郡元を終点とするのが第2系統。
車両のヘッドマークの「谷山行き(または鹿児島駅前行き)」か「鹿児島中央駅経由」で見分けるといいでしょう。たとえ乗り間違えても、郡元または高見馬場の電停で乗り換えができる場合もあるので、降りる駅が、わからなくなったら運転手に尋ねてみてください。料金は全線均一で大人170円、子ども80円。市電・市バスで乗り降り自由な1日乗車券600円も便利です。

市電で楽しむ市街地観光

エネルギーの使い方や自然環境に配慮した暮らしが見直されている今日、市電は人と環境にやさしい乗り物としてスポットが当たりはじめました。
鹿児島市では軌道敷の緑化も進んでいて、街の景観にも変化をもたらしています。そんな市電を単なる移動手段としてだけでなく、観光にも役立てようという動きがあります。

運行100周年を記念して登場したのが、観光レトロ電車「かごでん」です。落ち着いた色味の車両はデザインもレトロです。車内では、市民ボランティアガイドによる観光案内も行われます。JR鹿児島中央駅を出発して、繁華街の天文館などを通って一周するルート。約70分の市電旅を楽しめます。運行日は毎週土・日曜、祝日等(1日2便。10時00分・11時10分発。大人340円、子ども160円)。電停から最寄りの観光地もあるので、のんびりと市電を使った街めぐりも、楽しみの一つです。